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世界を変えた発明:ハーバー・ボッシュ法

ノーベル賞の中でランキング付けをするのは憚られるが、世界に多大な変革をもたらした発明の1つにハーバー・ボッシュ法がある。

 

ハーバー・ボッシュ法のもたらしたもの

この発明は空気からパンを生み出す方法とも呼ばれ、これが無ければ世界の人口は10億人ほどで頭打ちだったと言われている。この発明により人類は食料の大量生産に成功したのである。そして世界の人口爆発が起こり現在に至るわけであるが、人口が増えすぎたおかげで新たに食料危機や環境破壊に繋がったため、負の面が注目されやすい。しかし、ハーバー・ボッシュ法が無ければ現在いる私たちもここに存在し得ないわけであるし、手元にあるパソコンやスマートフォンのような科学技術の結晶も存在しなかった。そう、人口爆発は科学技術の爆発的な発展へと繋がったのだ。

 

②人類の宿命

科学技術を加速度的に進歩させた意義とは何か。あくまで可能性の話であるが人類に残された時間はそう長くないかもしれない。即ち、天変地異や資源の消費により、人類が地球上で安心して暮らせる時間は永遠ではないのだ。その限られた時間内に人類はその持ち得た科学力によって地球を脱する必要があるのである。

 

③生命のバトンリレー

かつて海で生まれた我々の祖先はやがて地上へ進出した。イクチオステガが陸に上がったように、人類は宇宙へと進出するように宿命付けられているのかもしれない。それは生命の何十億年もかけたバトンリレーなのだ。最長でも太陽が寿命を迎える前までには地球を脱しないと、これまでの生命の歩みが止まってしまうのだ。

 

④生命の証

人類が現在の形のまま宇宙へと飛び出すのは難しいかもしれない。何百何千年とかかるかもしれない宇宙旅行に耐えうるべくもないからだ。宇宙に旅立つそれは自己の複製技術を学んだロボットであるかもしれないし、遺伝子情報のみを保管したカプセルなのかもしれない。新天地に到達できればそれは地球生命の歩んだ歴史そのものを指す証となろう。